診療案内INFORMATION

高度な医療知識・技術と
豊富な臨床経験により
耳鼻咽喉科領域の
あらゆる疾患に対応

耳鼻咽喉科の診療領域はじつに幅広く、中耳炎や外耳炎といった耳の疾患、慢性鼻炎や副鼻腔炎といった鼻の疾患、扁桃肥大や咽頭異物といった喉の疾患にくわえ、突発性難聴やめまいといった神経系の疾患も含まれます。
聞くこと、話すこと、食べること、飲みこむことに、なんらかの違和感や不快感があればまずはご相談ください。
また、スギ花粉症または通年性アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法や、簡易型PSGによる睡眠時無呼吸症候群検査もおこなっていますので、関心のある方はお気軽にお問い合わせください。

舌下免疫療法

舌下免疫療法とは、アレルゲンを少量から投与することで、身体をアレルゲンにならしていくアレルゲン免疫療法のひとつです。舌の下に薬を置き、一定時間保ったあと、飲みこむという服用を、数年間(3年間以上推奨)にわたって継続することで、症状の完治あるいは長期間抑制が期待できます。
また、そうならなかった場合でも、症状の緩和や薬の量の低減が期待できます。

[対象者]
12才以上で、スギ花粉症または
ダニアレルゲンによる通年性アレルギー鼻炎がある方
[効果]
  • くしゃみ、鼻水、鼻づまりが改善できる
  • 涙目や目のかゆみが改善できる
  • 薬の量が低減できる
  • QOLが向上する
[注意事項]
スギ花粉症の舌下免疫療法はスギ花粉が飛散していると開始できないため、その時期については医師との相談のうえ決定します。また、いずれの舌下免疫療法においてもアレルゲンを投与するため、副作用(まれに強い副作用)があらわれるおそれがあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っているときに呼吸が10秒以上止まり、それが1時間に5回以上もしくは7時間に30回以上起こる疾患です。無呼吸のあいだは酸欠状態となり、脳や心臓をはじめ全身に負担がかかるため、眠気、疲労感、集中力低下など、日常生活に支障をきたす症状があらわれます。
当院では簡易型PSGによる睡眠時無呼吸症候群検査をおこなっており、この疾患の治療の起点としています。「いびきをかいている」という指摘がある方や、「不調がつづいている」という自覚がある方は、是非一度受診ください。

[検査方法]
簡易型PSGを自宅へお持ち帰りいただき、鼻に鼻孔センサを指にSpO2モニターを装着し2日間就寝していただきます。就寝中に鼻孔気流と血液酸素飽和度のデータが記録されるので、後日、それを解析し、睡眠時無呼吸症候群かどうかを診断します。
[睡眠時無呼吸症候群と診断された場合]
典型的ではないが睡眠時無呼吸症候群が疑わしい場合にはより詳細な検査がおこなえ、その結果にもとづいて適切な治療がおこなえる提携の医療機関をご紹介します。典型的な睡眠時無呼吸症候群と考えられる場合はCPAP導入をおこないます